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ミランダ・カー愛用!大人気の「ヴァージン・ココナッツオイル」~ココナッツオイルの産地、ココナッツオイルの製法と選び方

フィリピンはココナッツオイル生産量が世界1位なんです!

また、ココナッツオイルの品質も世界トップレベルのを誇っています。
その理由は、フィリピンには「ココナッツ庁(Philippines Coconut Authority)」という官庁があり、ココナッツ栽培の行政指導からココナッツオイル製造業者に技術管理や品質管理の指導を行っています。

ココナッツオイルの中でも最高品質がバージンココナッツオイルで、飲用や肌に塗るのに適しています。

当店の『バージンココナッツオイル』は、栽培地域や栽培の管理そして製造(GNP認定工場製造)に至るまで安心・安全で最高品質の商品を当店が直接正規輸入しています。

フィリピンのココナッツ農園

バージンココナッツオイルは、非常に多くの効能や効果があり、料理や飲み物、スキンケア、ダイエットなど幅広い用途があります。
当ブログでは、そんなココナッツオイルの高品質な製造方法から健康効果、使い方、ココナッツオイルを用いたダイエット法など、
豊富な使い道のあるココナッツオイルを余すことなくご紹介します。

【目次】ココナッツオイルの驚くべき健康効果やその使い方などココナッツオイルの全てを余すことなく紹介

1.ココナッツオイルの基本情報

1.ココナッツオイルの基本情報

ココナッツの実をつける植物が「ヤシの木」です。

「ヤシの木」は、ヤシ目・ヤシ科に分類される植物の総称です。仲間の数が多く、200~300属、2,000~3,000種が、世界中の熱帯から亜熱帯を中心に分布しています。日本には7種が自生していますが、観葉植物として栽培されることの方が多いです。

そのすべてが常緑で、幹から枝を生やさずに生長することが特徴です。幹の先に羽のような葉っぱを放射状につけ、大型のものだと樹高30m以上に生長します。花は1~2cmと小型で、穂のようにまとまって咲くのが特徴です。

ココナッツの実をつけているココヤシは他の植物とは異なり、海水に強い特徴を持っています。
海水による適度な塩分はココヤシの成長を促すため、フィリピン沿岸には多くのココヤシが育てられています。


さらに、良質なココナッツを育てるためにはさまざまな条件をクリアしなければなりません。

年間平均気温が25℃~27℃ほど必要で、気温だけではなく日照時間や降水量も重要
です。日照時間は年間約2,000時間、降水量は年間約1,500mm以上という条件をクリ
アした環境がココナッツの栽培に適しています。

フィリピンは、このようなココナッツの栽培に必要となる環境がそろっています。
そのため、高品質なココナッツオイルを作ることができるのです。

ココヤシ

ヤシの木に実るのが「ココナッツ(ココヤシの果実)」で英語では “coconut” と書きます。

「ココナッツ」は表面の外果皮(がいかひ)の内側に、「ハスク」と呼ばれる繊維質の厚い中果皮(ちゅうかひ)があり、その中に「シェル」と呼ばれる硬い内果皮(ないかひ)に包まれた種子があります。
種子の内側には白い固形胚乳と液状胚乳が入っており、液状胚乳はココナッツジュースとして飲用されます。
固形胚乳は生食されるほか、おもにココナッツオイル(ヤシ油)の原料となる「コプラ(ココヤシの果実の完熟した胚乳(はいにゅう)を乾燥したもので、65~70パーセントの油脂を含み、菓子の材料・マーガリン・石けんなどの原料として世界の主要油脂源の一つ)」や「ココナッツミルク」などに加工されます。
また、中果皮から取り出した繊維は、たわしやロープ、ベッドのマットレスなどに、硬い内果皮は、食器やアクセサリーなどに加工されるほか、活性炭やバイオマス燃料としても利用されます。
なお、カタカナでは「ココナツ」と表記されることもあります。

「ココナッツオイル」とは、ココヤシの実である白い果肉の部分(胚乳)を削り、絞ったり、煮たりして、オイル部分だけを抽出したオイル。
それに対し、「ココナッツミルク」とは、ココヤシの実を圧搾抽出しただけのもの。こちらはタイ料理でもお馴染みですよね。
つまり、「ココナッツオイル」は、「ココナッツミルク」からオイル部分だけを抽出、ろ過したものです。

お求めは、当店のネットショップまたは楽天ショップでご購入いただけます。



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1-1ココナッツオイルの種類

1.ココナッツオイルの基本情報

① RBDココナッツオイル


RBDココナッツオイル『R(refined 精製)B(bleached 脱色)D(deodorized 脱臭)したココナッツオイル』通常よく売られているココナッツオイルで精製されたココナッツオイルです。効率よく作るために、乾燥させたココナッツからオイルを抽出します。その時に臭いが出てくるで、漂白や脱臭といった加工(精製)が施されます。それによって・・・
1、ローコスト(値段が安い)
2、香りが少ない
3、色がきれい
という特徴があります。

臭いや色のムラが少なく価格も抑えられるので日本人には使いやすいと言えるでしょう。香りが抑えられていることで料理に使いやすいのです。
ただ、高温で乾燥圧搾と精製している事で、ココナッツの栄養素の一部が損なわれてしまいます。
一般的な植物油も同じような精製をしているので特別不健康というわけではありませんが、「健康や美容」のためのココナッツオイルを求めているのであれば、避けた方が良いかもしれませんね。

精製に関して誤解が無いようにお伝えいたします。
一部、製法によっては化学的精製がされるものはありまが、石灰などの天然素材で精製して化学溶剤などの使用を控えたものもあります。オーガニック製品もありますし、コールドプレス製法の物もあります。最近では有機的な行程で香りを除去したココナッツオイルなどもあります。

② MTCオイル


MTC(Medium Chain Triglceride:中鎖脂肪酸)はココナッツオイルに含まれる天然成分。母乳や牛乳にも含まれており、非常に消化吸収がよくエネルギーになりやすいのが特徴です。MTCオイルとは、ココナッツから中鎖脂肪酸だけを抽出したオイルのことで、バージンココナッツオイルに含まれるラウリン酸やビタミン Eなど他の栄養成分は含まれていません。
また、生食用で熱を加えるのはNGです。
バージンココナッツオイル特有の甘い香りや風味は無く、匂いが気にならないという特徴があります。
勿論、ヘアケアやスキンケアには使用できません。

③ バージンココナッツオイル


一方、低温で圧搾しただけのものが「バージンココナッツオイル(VOC)」で、栄養の豊富さがポイントです。
そのため、ダイエット効果や美容効果を期待するのであれば、バージンココナッツオイルを選ぶようにしましょう。

バージンココナッツオイルの中でも上質なものは「エクストラバージンオイル」や「プレミアムバージンココナッツオイル」と言われています。しかし、これらの種類に明確な違いはないため、どれを選んでも大丈夫です!

オリーブオイルは酸化に対しての耐性が弱く、開封して酸素に触れるだけでも酸化が始まり、日光に弱く保存容器も濃色の瓶などを使用します。そこで、国際オリーブ協会(IOC)が品質を認定(日本農林規格(JAS)は世界基準より緩い)する必要が有ります。
対しまして、バージンココナッツオイルは耐酸化には大変強く、温度や天候などでの品質の劣化は殆ど無く、認定機関は存在しませんし必要もございません。
販売側が商品名として『エキストラ』表記をしていると考えます。ただの形容詞的存在と考えればよいでしょう。

2.良質なバージンココナッツオイルの選び方

2.良質なバージンココナッツオイルの選び方

ダイエット効果や美肌効果、髪やお肌などのケアにも効果があると言われている「バージンココナッツオイル」。
様々な用途がある中、一体どの商品を使うのがベストなのでしょうか?

沢山の種類が販売されていて選び方を間違えてしまうと、効果が弱まってしまうと言われているので注意が必要です。

そこで、バージンココナッツオイルの選び方を紹介していきます!

原産地や製法などのポイントをまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

2-1.原産地はフィリピン産かスリランカ産

2.良質なバージンココナッツオイルの選び方

ココナッツオイルの原産地は、フィリピン産かスリランカ産を選ぶことも、ポイントの1つとなります。

フィリピンといえばバナナ、そう思う人も少なくないと思います。しかし!ここで忘れないでいただきたいのが、ココナッツです。
そんなココナッツ、実はフィリピンの農業を支える大黒柱なのです。農産物の輸出量では、全体のシェアでも輸出額でもバナナを上回っています。その大黒柱を支える大きな土台となっているのが、Philippines Coconut Authority(ココナッツ庁)で農業省の元に設置されてる政府機関です。

主な活動は、名前の通りココナッツ生産の促進です。ココナッツの木の植樹や土地の整備など、上質なココナッツをより多く生産するためのあらゆる活動に関わっているそうです。
また、ココナッツオイルの製造工場も管理・指導を行っています。

例えば、ココナッツ農家を対象に、よりよい生産の方法についてココナッツ庁の人がレクチャーや植樹などが挙げられます。他にも、大規模な保護活動が行われたことで、3年間で生産量が大幅に伸びたりと、ココナッツ庁の貢献は非常に大きいようです。

でもココナッツが栽培される環境が最も重要な要素です。
水・空気・土壌・・・この3つの条件が揃って初めて高品質なココヤシの栽培が出来るのです。
当店で使用しますヤシの実は、強い紫外線が降り注ぐフィリピンで栽培しています。この環境がココナッツ自らが紫外線に
よる酸化を守るため、強い抗酸化力を備えます。

この抗酸化力がフィリピン産ココナッツオイルの強い抗酸化力につながっているのです。

またスリランカ産では、高品質でありながら、サラリとした舌触りのココナッツが採取できます。

2-2、コールドプレス製法で作られているか

2.良質なバージンココナッツオイルの選び方

ココナッツオイルを選ぶ際には、コールドプレス製法(低温圧搾法)かどうかを確認するようにしましょう。
コールドプレス製法は手間とコストがかかるのです‼

カラダに良い油、取らなくてはならない脂質には、不飽和脂肪酸が多いため、熱に対してはとても不安定です。

そのため、油分の成分や栄養素を100%得たいと思うのであれば、コールドプレス製法の製品でなければ意味がありませんと考えています。その分、製造コストが高くなってしまうのが欠点にはなってしまいますが・・・油分の抽出に限界があり、約65-70%しか取れないと言われています。

ココナッツオイルを選ぶ際には、コールドプレス製法(低温圧搾法)かどうかを確認するようにしましょう。

コールドプレス製法とは

温度が上がらないように、ゆっくりと絞り出す製法。オイルの風味や香り、栄養素を損なわずに抽出できます。
しかしこのコールドプレス製法の場合、ゆっくりと低い温度でオイルを抽出するので、豊富な栄養成分をそのまま摂取することが可能です。

しかし、一言で『コールドプレス製法』と言っても、メーカーにより製造方法が少しづつ違っています。
会社ごとに、また抽出方法によって品質や香り風味、新鮮度にかなり違いがあり色々試して、自分に合ったオイルを見つけましょう。
大きく3種類の製法が有ります。
① 果肉を取出⇒低温圧搾(コールドプレス)⇒沈殿物を取り除く⇒完成
② 果肉を取出⇒低温圧搾(コールドプレス)⇒醗酵※1⇒沈殿物を取り除く⇒完成
③ 果肉を取出⇒低温圧搾(コールドプレス)⇒醗酵※1⇒沈殿物を取り除く⇒遠心分離※2⇒完成
※1 発酵には手間と時間が掛かるが、栄養成分を最大限残す
※2 水分を極限まで取り除くことで極めて高品質な製品になる

ちなみに表記に細かい規定は今の所ないので、エキストラバージンココナッツオイルと記載していたりプレミアムバージンココナッツオイル と記載している会社も存在します。
また、オリーブオイルと違いエキストラバージンオイルとバージンオイルの違いの取り決めは何もございません。

2-3.信頼できる製品であること

2.良質なバージンココナッツオイルの選び方

1.製品の素になるココナッツの栽培は大丈夫ですか?
当店のココナッツオイルは人里離れたフィリピン・ルソン島南部、火山灰土の肥沃な土地で、一切の薬剤を使用せず太陽と大地の恵みで大きく育ったココナッツを使用しています。
勿論、バージンココナッツオイルに用いていますココナッツは、ココナッツ庁より登録証明を受けた、本場のオーガニックココナッツです。

2.製造工場は信頼できますか?
鮮度が命~収穫から製造工場への搬送は48時間以内!

大きく育ち熟成されたココナッツは、収穫後すぐに劣化が始まります。
新鮮で高品質なココナッツオイルの製造は、時間との戦いです。

収穫後すぐに農園でココナッツの硬い外皮が剥がされた後、工場へ運ばれます。
良質なヴァージンココナッツオイルを作るためには、ココナッツを収穫してから48時間以内に製造に着手する必要があります。
このような製造環境が整っているか否かによって、同じココナッツオイル※でも有効成分などが大きく異なってきます。

※ 製造工場への運搬に時間が掛かる場合、完熟のココナッツは使用できないのです。



当店のバージンココナッツオイルは、収穫後24時間以内にGMP認定工場※に運ばれます。
そして、搬入から製品まで同一工場で生産しています。

当店の製品はフィリピンのフィリピン食品医薬品管理局(FDA)承認の製品です。
商品画像1

※ GMP認定工場とは?


商品画像1
GMPはGood Manufacturing Practiceの頭文字をとった単語のことで、日本語では適正製造規範という
GMPとは、製品が安全で一定の品質を保たれるように定められたシステムのこと

GMPとは、適正製造規範のことで、原料の入荷から製品の出荷までの過程において、製品が安全で一定の品質を保たれるように定  められたシステムのことを言います。
アメリカでは1960年代から食品や医薬品の製造を行う事業者に対して法的にGMPを取り入れることを義務付けている州も多くあ   ります。日本においては、医薬品の製造においては法的にGMPが取り入れられていますが、食品に関して法律に基づいたGMPは策定されていません。
ただし、2020年から日本でも義務化されることになったHACCPの普及に伴って、その前提条件である一般衛生管理としてGMPが取り入れられることも増えてきています。

GMPには三原則があり、
「人為的な誤りを最小限にすること」「汚染及び品質低下を防止すること」「高い品質を保証するシステムを設計すること」の3つの要件を指し、誰が作業しても、いつ作業しても、必ず同じ品質・高い品質の製品をつくるために必要なものです。

ここからそれぞれを遂行するためにどういったことが必要か考えていきましょう。
①人為的な誤りを最小限にすること
ヒューマンエラーを減らすためには、まず従業員への教育訓練が不可欠です。また、各分野の担当や責任者を明確にしたり、重要な工程でのチェック体制を整えたりするなどの工夫も必要でしょう。

②汚染及び品質低下を防止すること
こちらも、衛生管理の手順書を作成するなど、従業員への衛生教育の徹底が大前提です。また、ゴミが製品に混入しないように、設備自体を整えることも必要になります。

③高い品質を保証するシステムを設計すること
限られた時間内で高い品質を目指すためにも、合理的な作業が大切です。そのため、機械や設備は製造工程の順序に従って、合理的に配置されていなくてはなりません。
さらに、品質部門と製造部門が一体化している場合は分離することもポイントです。


3.バージンココナッツオイルの効果・効能

バージンココナッツオイルの効果・効能を紹介します。
また、使用方法や活用法も併せて紹介します。

● 大量のココナッツオイルを摂取する人たちの研究 

 実は、食事にココナッツオイルを多く含む太平洋諸島とアジア地域の人々の間に、循環器疾患(心臓血管疾患)やがん、その他変性疾患や炎症性疾患が極めて少ないということは、昔からよく知られていた事実でした。主にココナッツオイルを日常的に使用している人々に対して行われた調査の一つに、プカプカ島(Pukapuka island)とトケラウ島(Tokelau island)で行われたものがあります(Am.J.Cl.Nutr.1981;34:1552-61)。研究者の報告によると、飽和脂肪酸(ココナッツオイル)リッチな食生活をしているにも関わらず、島民には高コレステロール血症は認められませんでした。また、島民は皆引き締まった体をしていて見るからに健康であったということです(実際にBMIでも体重と身長の比率が理想的だった)。実際に、島民の全体的な健康状態は、西洋の基準と比べて非常に良く、便秘や虫垂炎を含めた消化器疾患・動脈硬化・心血管疾患・がん・腎臓病・甲状腺機能低下症などもほとんど認められませんでした。一方で、ニュージーランドに移住したトケラウ島民たちは、脂肪摂取量が10%以上も減少したにも関わらず、血中総コレステロールの増加、LDLコレステロールとトリグリセリドの増加、HDLコレステロールの減少が認められ、さらにアテローム性動脈硬化症のリスクの増大が認められました。この原因は砂糖、精白パン、米、肉類の摂取量増加などが寄与している面もあるかもしれませんが、総カロリー中の飽和脂肪酸の割合が激減(10%以上)し、植物油脂由来の多価不飽和脂肪酸の摂取量が増加したことが大きな要因と考えられます。実際にこの調査を主導した研究者(プライアー博士)は、「プカプカ・トケラウ両島ともに心血管疾患はほとんどなく、飽和脂肪酸摂取が害となる証拠はない」と述べています。
 プカプカ島とトケラウ島の調査以外にも、ココナッツオイルを日常的に大量に摂っている人の健康状態を観察した調査が存在します。それは通称「キタバ研究(Kitava Study)」としてよく知られた調査で、パプアニューギニアに近いキタバ島の住民の間で行われました。この研究では、スウェーデンのランド大学家庭医学准教授であったスタファン・リンドバーグ博士が、キタバ島で約12000人の住民の食と健康の関係を調査しました(J.Intern.Med.1993;233:269-75)。彼の研究によれば、キタバ島民はもれなく全員がココナッツやココナッツオイルを日常的に摂る食生活をしており、総カロリーの約17%をココナッツから摂っていました。しかしながら、彼らの間には、高血圧・アテローム性動脈硬化症・糖尿病・認知症・その他西洋で一般的な慢性疾患は全く存在していませんでした。キタバ島で100歳まで生きた最高齢者でさえ、心血管疾患や認知症は認められず、身体を活発に動かせるほど健康で認知機能も正常でした。
 このように、ココナッツオイルを常食する人々の疫学的・臨床的研究を俯瞰してみると、ココナッツオイルが血中コレステロール値を異常に高め、心血管疾患を増加させるような証拠は全くありません。それどころか、ココナッツオイルを大量に摂取する人々は、総じて心血管系に問題がないどころか、生まれてから死ぬまで健康上全く問題がないのです。逆に、歴史的にココナッツオイルを常食していた国の人々が、摂取する脂肪(油)を植物油脂に替えたことで心臓病の発生率・死亡率が増加したという事例は、スリランカやインドなどの調査からも明らかになっています。これらのことからも、自身の健康を守るためにも、日頃の精製植物油脂をココナッツオイルに替えるべきだと当院では考えています。

● ココナッツオイルについて

 ココナッツオイルは、ヤシ科の単子葉植物であるココヤシの果実から獲れた油です。その他多くの多価不飽和脂肪酸リッチな食用植物油とは異なり、ココナッツオイルは独特の脂肪酸組成をしています。ココナッツオイルの脂肪酸のうち、なんと90%以上が飽和脂肪酸です。この飽和脂肪酸リッチな脂肪酸組成のため、ココナッツオイルは高温で加熱しても酸化しにくく、高温で酸化しやすい多価不飽和脂肪酸がリッチな植物油や、エゴマ油・亜麻仁油などよりも安全な調理油として用いていただけます(Indian.J.Clin.Biochem.2000;1:1-5)。ココナッツオイルには、中鎖脂肪酸であるラウリン酸(C12:0)・カプリル酸(C8:0)・カプリン酸(C10:0)が、それぞれ脂肪酸全体の40%・7%・5%も含まれています(USDA Food Composition Databases)。他にはミリスチン酸(C14:0)とパルミチン酸(C16:0)がそれぞれ15%と10%ずつ含まれています。これらの飽和脂肪酸のうち、カプリル酸(C8)とカプリン酸(C10)は、てんかんやアルツハイマー病に効果があることが示唆されており、これらが豊富に含まれているMCTオイルを、実際の医療現場での治療に用いている医療機関も存在しています(Neuropharmacology.2013;69:105-114)。また、ココナッツオイルに多く含まれているラウリン酸(C12)に関しては、特定の微生物に対して抗菌作用・抗ウイルス作用・抗真菌作用があること(Antimicro.Age.Che-mo.1972;2:23-28)、LDLコレステロールを減らし、HDLコレステロールを増やすこと(Lipids.2009;44:593-601, Nutr.Hosp.2015;32:2144-52)などが示されており、これが心血管疾患などの治療にも応用できるのではないかと考えられています。ココナッツオイルに関する研究で、美容効果もあることがわかっています。例えば、肌の保湿作用を高めることや、アトピー性皮膚炎の皮膚の炎症症状を改善することが示されています(Dermatitis.2004;3:109-16, Int.J.Dermatol.2014;1:100-8)。また、ココナッツオイルが太陽光の紫外線をカットすることで紫外線ダメージから肌を守る作用や、髪の毛のキューティクルを補修し髪を保護する作用がある、という報告もあります(Pharmacogn.Rev.2011;10:164-73, J.Cosmet.Sci.2003;2:175-92)。さらに、ココナッツオイルでマウスウォッシュすることで口内バクテリアの増殖が抑制され、虫歯や歯周病予防になり、口臭を改善させることができるとする報告もあります(Niger.Med.J.2015;56:143-147, EJOD.2014;4:700-702, Asian.Pa-c.J.Trop.Med.2011;4:241-247)。それ以外にも、ココナッツオイルに含まれている中鎖脂肪酸が炎症性腸疾患や腸管の炎症ダメージを抑えてくれるという効果があることが示されています(World.J.Gastro-enterol.2012;18:3814-3822)。さらに、前項に示したように、ココナッツオイルを含む食事を多く摂る人々の間には、心血管系疾患や脳血管系疾患が少ないことなども知られており、様々な慢性疾患に効果があることが様々な研究から示唆されています。

詳しくは、下記の画像をクリックしてください。
ココナッツオイルの効果・効能リンク画像